《神改正》【超入門 新NISAのここがすごい！新NISAを徹底解説！②】○年で非課税枠を使い切れる！

前回は新NISAに制度が変わることによって、投資額の上限が1800万円まで引き上げられたこと、投資期間の制限がなくなったことを解説しました。

今回も引き続き、新NISAの魅力を解説していきます。

年間投資上限が360万円だから5年間で非課税枠を使い切ることができる

新NISAでは年間の投資上限枠が、つみたて投資枠の120万円と成長投資枠の240万円の合わせて360万円となっています。

このため、1800万円の非課税枠を5年間で使い切ることができます。

早く非課税枠を埋めることのメリットは複利の効果を最大限に利用することができる点にあります。

例えば、1800万円の非課税枠を30年かけて埋めた場合（A）と1800万円の非課税枠を最初の5年間で埋めてあとの25年はほったらかしにした場合（B）を比べてみましょう。

仮に（A）毎月5万円を年利3％で30年間、合計で1800万円の投資をした場合、合計で約2913万円の資産を築くことができます。

一方で、（B）最初の5年間は毎月30万円を年利3％で積み立てて、あとの25年は年利3％で運用した場合、合計で約4060万円もの資産を築くことができます。

元金は同じ1800万円なのに、その差は1147万円にものぼります。

	A	B
合計の積立額	1800万円	1800万円
30年後の資産	約2913万円	約4060万円
利益額	約1113万円	約2260万円
AとBの利益の差	約1147万円	約1147万円

利益だけで見ると、倍以上も差が出てしまいます。

複利の力は凄まじいことがわかりますよね。

投資は早く多くの元金を運用する方が有利であることが理解できたと思います。

これが早く1800万円の非課税枠を使い切ることができることのメリットです。

つみたて枠と成長投資枠とは？

新NISAの制度では年間投資上限がつみたて枠と成長投資枠に分けられています。

つみたて投資枠で投資できる銘柄は国が定める厳しい基準をクリアした、長期運用に適した、投資信託です。
多種多様なものに分散された投資信託を積み立てて購入することができるので、リスクが低く、複利の効果を活用するのに適しています。
一方で成長投資枠は、つみたて投資枠とは異なり、投資信託のほか、国内・海外の個別株式やETFなども購入することができます。
また、一括での購入や投信積立、米国株式定期買付も利用できるなど、自由度が高いのが特徴です。

そう思った人もいるのではないでしょうか？

新NISAでおすすめの投資方法と銘柄

つみたて投資枠と成長投資枠で同じ銘柄を購入する

つみたて投資枠と成長投資枠で違う銘柄を選ぶのは面倒くさいと感じる人もいるでしょう。

つみたて投資枠と成長投資枠で違う銘柄を選ぶ必要はなく、同じ銘柄を購入することが可能です。

投資を始めたばかりの人にはつみたて投資枠と成長投資枠で同じ銘柄を積立ていく投資スタイルがおすすめです。

また、この投資方法は面倒くさがりや投資に時間がとれない人にとってもおすすめです。

つみたて投資枠で積立できる銘柄は多種多様なものに分散して投資ができるのでリスクも低く、長期の運用に適しているので、積み立てて複利の効果を利用できるのが利点です。

つみたて投資枠と成長投資枠で同じ銘柄を積み立てていけば、いくつかの銘柄を選んだり、買う銘柄を選び直す必要がないので、銘柄選びの知識や経験がない、投資初心者にとっておすすめの投資方法です。

しかも、投資に多くのお金をまわすことができない人にとっても長期運用でコツコツ積立てていく運用スタイルをとった方が、経済的に無理をせずに済みます。
投資は早めに始めた方が有利です。
なぜなら、投資は複利の力を最大限に使って、長期間運用する方が大きく資産を増やせるからです。
少額から積み立てていけば、収入の低い若者でも早く投資を始めることができ、長い期間、複利の力を最大限に使って資産を増やすことができる点もメリットと言えるでしょう。

複利の力を最大限に利用するためにも、まずはつみたて投資枠と成長投資枠で同じ銘柄を購入してみましょう！

おすすめの銘柄は全世界株（オールカントリー）！

おすすめの銘柄はｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 全世界株式(オール・カントリー)です。

たった1本で全世界の株式に投資できる！

国内・海外先進国・新興国すべてを含む、全世界の株式を投資対象とするインデックス・ファンドです。

過去の実績から考えて、S&P500に代表される、米国株式を支持する人も多いです。

ですが、過去の実績は未来の成果を保証するものではありません。

実際のところ、これから先はどこの株式がどうなるかなど、誰にもわからないのです。

それであれば、全世界の株式に投資をするのが無難です。

一つだけ可能性が高いのは、全世界の人口が伸び続けていることによって、全世界の経済も成長していくということです。

だから、全世界の株式に投資をすれば、結果、トータルでプラスになる可能性が高いと考えられます。

しかも、ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 全世界株式(オール・カントリー)は経済の移り変わりにあわせて、各地域に投資する割合、組み入れ銘柄をファンド内で自動的に入れ替えてくれます。

投資初心者には銘柄選びの手間がかからない、無難すぎる投資となっているのです。

低コストで運用できる

投資信託には、信託報酬といって、保有している期間にかかる管理費用があります。

ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は1年間で0.05775%以内となっています。

信託報酬の目安として0.1％〜0.3%が安いと言われています。

0.05775%以内という信託報酬が安いということがわかると思います。

投資の世界では信託報酬が高いからといって投資のパフォーマンスがいいとは限りません。

ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ 全世界株式(オール・カントリー)のトータルリターンは1年だと10.66%、3年だと19.70%となっています。

このように投資のパフォーマンスにも優れていることから、多くの投資家から支持されているのです。

いかがだったでしょうか？

今回は以上です。

早速、NISAの制度を利用して、投資を始めてみてください。

一緒に楽しく投資して、経済的な自由を手に入れましょう！

それではさよなら。