株式投資の始め方

（※１）老後2,000万円問題〜2019年に金融庁の報告書を発端に議論された問題。老後の家計収支がマイナス2,000万円になる計算となっていることから、老後のために2,000万円の貯蓄が必要と考えられるのではないか、と議論されている。

そもそも株とは？

会社は運営していく上でお金が必要です。そのお金は自分のお金だけで足りればいいですが、足りない場合にお金を集めるために株を利用します。会社はお金を出してくれる人（投資家）からお金を集める代わりにその会社のオーナーになる権利（株）を得ることができます。また、投資家は配当金や株主優待等の利益を得ることが期待できます。

株式投資のメリット

配当金や株主優待がもらえることがある

テレビや雑誌で株主優待で生活している人がいることが取り上げられたことがきっかけで、近年、株主優待が注目されています。

会社が出した利益は別のビジネスに使われたり、株主に還元されることがあります。
最もポピュラーな還元方法として配当金です。

値上がりした時に利益が出る

株で一番想像しやすいのが、これかもしれませんね。値上がりすることもあれば、値下がりすることもあります。利益が出るかどうかは配当金に比べて不確実な分、大きな利益を出すことも可能です。

株の値上がりが期待できる会社の特徴は以下の通りです。

1. 会社の業績が伸びている
2. 会社が展開しているビジネスの市場が拡大している

株式投資を始める手順

1. 証券会社に口座を開設
2. 証券口座に入金
3. 購入する株を選ぶ
4. 株購入
5. 株保有・売却

1. 証券会社に口座を開設

株式投資は銀行口座では行うことができません。
証券会社に口座を開設しなければなりません。
証券会社はネットから口座を開設することができます。

証券口座の開設手順

1. 口座開設を申し込む
   口座開設したい証券会社の公式サイトをネットで調べて、口座開設の申し込みを行う。
2. 本人確認を行う
   申し込みの際には、運転免許証などの本人確認書類とマイナンバーが必要です。ウェブやメール、書面での提出が可能
3. 必要事項を入力する
   名前や住所、メールアドレスなど必要事項を入力し、申し込みをする。
4. 必要書類を受け取る
   証券会社から「口座開設手続き完了の案内」が送付される。
5. 口座開設完了
   送付された書類には、口座番号やログインパスワード、取引パスワードなどが記載されています。それらの情報をログイン画面に入力することで、取引ができるようになる。

2. 証券口座に入金

口座が開設できたら、銀行口座から証券口座に入金しましょう。

入金手数料が無料になる銀行口座をよく確認してから口座開設しましょう。

3. 購入する株を選ぶ

証券口座に入金したら実際に株を購入してみましょう。最初はどの株を購入したらいいのか迷ってしまうことでしょう。購入の仕方に正解はありません。まずは、自分が知っている企業や応援したい企業、好きな企業の株を買ってみましょう。

株を購入する際にはいくつかのポイントがあります。

株を賢く購入するポイント

1. 正しい知識を身につける
2. 少額で取引し始める

正しい知識を身につける

株式投資で利益を出していくためには株に関して正しい知識を身につける必要があります。どんな企業の株を買うべきかというのは分析の仕方があるのでしっかり学んでいきましょう。

少額で取引し始める

初心者でありがちなのが1〜2つの企業に多くの資金を投資したり、生活費までも投資に使ってしまうことです。これではもし、損失が出た時に投資資金が激減したり、生活に支障が出たりします。初心者は失敗する前提で投資しましょう。まずは練習だと思って投資できる最小の額で投資していくのがおすすめです。

4. 株購入

株を選んだら実際に購入してみましょう。初心者はベストなタイミングで買うのは困難です。最少額で購入すれば大きな損失は出ません。まずはどんなタイミングでもいいので気軽に買える額の株を購入しましょう。

5. 株保有・売却

保有している株の企業のニュースや企業情報、株価の値動きを見て株を保有するか、売却するか判断しましょう。いざ売却するときに慌てないように、一度、売却してみるといいですよ。

まとめ

ここまで株式投資の始め方を解説しました。株式投資と聞くと難しいように思えますが、実際にやってみると誰でもできることがわかります。とにかくまずは手を動かして株を買ってみることです。よく使われている証券会社で口座を開設し、有名な企業・好きな企業の株を買ってみましょう。慣れてくると非常に面白いのでぜひ皆さんもやってみてください。